3

「お茶を淹れよう」

気まずい雰囲気になりたくなくて立ち上がった。
部屋を出て行く。
いつもは朝起きるとすぐ一階のキッチンで湯を沸かした。
それをポットに移し変え、書斎に持っていく。
だが今日は起きた時からバタバタしていて湯の用意が出来ていなかった。

「あ、僕も行きます」

後ろから学がついてくる。
二人でキッチンに行くと湯を沸かしてお茶を淹れた。
ダイニングテーブルの向かいに座り、黙々と焼き芋を食べる。
山岡にとっては一日ぶりの食事で大助かりだった。

「あの……先生」

すると見計らって恐る恐る学が声を掛けてきた。
目だけ彼の方を見る。
まるで熟れたリンゴのように赤くなっていた。

「す、す、すみませんでした!」
「え?」

そのまま立ち上がると深くお辞儀する。

「昨日のことで、その……僕っ……なんか変なこと口走っちゃって……」
「ごほっごほっ――!」
「だっ、大丈夫ですか」

まさか直球でくるとは思わず、芋を喉に詰めて咽た。
涙目になりながら水を取り出すと一気に飲み干す。
(そうだ。彼はいつも直球なんだ)
直球というより剛球である。

「昨日のことを思い出すだけで恥ずかしくて恥ずかしくて。抱きついただけならまだしも、随分自分勝手なことを言ってしまいました。もし先生に気持ち悪いって思われたら消えたくなります。本当にごめんなさいっ」
「いや、別に私は」

そういえば気持ち悪いなど微塵にも感じなかった。
そっちの方が問題である。

「私は気持ち悪いと思っていない」
「本当ですか。無理してないですか。嘘ついてませんか」
「なぜ君に隠す必要がある」
「そ、そうですよね。しつこく聞いてしまってすみません」
「安心しなさい」
「は、はい……」

するとようやく安堵したのか、座り直して焼き芋を頬張った。
不安の種がなくなったのか満面の笑みで食べている。
切り替えの早さに吹き出しそうになった。
(本来なら謝るのは私だろうに)
でも山岡は口にしなかった。
学をモデルに小説を書いたことや、淫夢を見たこと、それによって抜いたことを話してしまえば、この関係は破綻する。
それが怖かった。
何を懼れているのか可笑しかったがどうしようもない。
本人は認めてなかろうが、確実に学に対して好意を抱き始めていた。

***

翌日からも淫夢に襲われた。
初日は学に似ている青年だったのに対し、以降は学そのものだった。
夜な夜な夢の中で彼を抱く。
場所はいつもこの屋敷だった。
居間で、廊下で、書斎で。
躊躇いもなく肌を重ねて快楽に酔いしれる。
夢の中の学はどんなことをしても嫌がらず、為すがまま身を委ねた。
そのせいか山岡は徐々に大胆な行動をとるようになった。
全身を縛り、喘ぐ姿を観賞したり、異物を強引に咥えこませたりして楽しむ。
いつも学は甘ったるい声で喘いだ。
身を焦がすような切なくてか細い少女のような啼き声。
それが目を覚ました後も耳の奥に残っていた。
汗びっしょりで起きると、余韻を辿るように自身を扱き鬱憤を晴らす。
一息吐くと机に噛り付いて新たな物語を紡ぎだした。
もうすぐ締切だろうに、ホラー小説には手をつけていない。
湧き上がるのは限りなく清い情愛のストーリー。
主人公はヒロインに恋して、甘酸っぱい日々を過ごす話だ。
学の姿を思い出しながら一心不乱に書き続ける。
執筆中の山岡は異様な気迫を放っていた。
これはもう取り憑かれていると言っても過言ではないほどだった。

「先生。最近お疲れですか。顔色が思わしくありません」

その間も学は毎日やってきた。
まさか夢の中で犯されているとも知らず、無垢な笑顔を見せる。
初めのうちは顔を見るたびに、酷い罪悪感に襲われて死にたくなった。
頼むからそんな顔で見ないでくれと突き放したくなるほどだった。

「野菜もちゃんと取らなくちゃ駄目ですよ」
「ああ」
「先生のことだから食べてないだろうと思って野菜をたくさん持ってきたんです」
「そうか。ありがとう」
「ちょっとキッチンお借りしますね。あ、先生はお仕事を続けていいですから」

学は書斎を立ち去ると鼻歌交じりでキッチンに向かう。
一方の山岡はじっとしていることが出来ず、こっそり後をつけた。
階段を降りれば、気分良さげな鼻歌が聞こえてくる。
ざく、ざく――と不安定な調子で刻まれる包丁の音は不器用さを表していた。
(家では包丁なんて握らないだろうに)
山岡のために慣れない手つきで包丁を握る姿が心を煽る。
そんなことをしたって可愛いだけなのに。
学の無防備な振る舞いは時折苛立たせた。
夢を見るたびに感覚がリアルになって現実とごっちゃになっている。
無性に抱き締めたくなる衝動を何度も堪えてきた。
(夢とは違う。ここは現実なんだ)
必死に言い聞かせるも、鼻息は荒くなっている。
目をギラつかせて影から見つめる姿は、まるで山岡の書くホラー小説の殺人鬼みたいだ。
獲物を狙い定めて襲う時を窺っている。

「痛っ――!」

その時だった。
キッチンに学の声が響く。
刃で指を切ったのか、僅かに顔をしかめる姿が目に入った。

「大丈夫か!」

山岡は無意識に体が動いていて、気付いたら声をかけていた。
突然現れた彼に学の方が驚いている。

「え、あっ……せんっ……」

止める間もなかった。
山岡は手を引き寄せ、躊躇いもなく傷口を舐め取る。
咥内に苦味が広がった。
構わず指に吸い付くと、視線を彼に向ける。

「あ、あ、あっ……あのっ」

学は瞠目し、これ以上にないほど顔を赤くさせていた。
片方の手が震えている。

「きっ、汚いです!先生っ僕なら大丈夫ですから……」

目が合うと恥ずかしいのか逸らされた。
その横顔が夢の姿に重なって息を呑む。
もう何も考えられなかった。
気付いた時にはキッチンの床に押し倒していた。

「せんっ――んっ、んぅっ……ふっ」

戸惑う彼を押さえつけて唇を重ねる。
強引な口付けだった。

「んぅ、ふっ……ふぁ、はぁ……」

離せば困惑したままの目が合う。
だが先に動いたのは山岡の方だった。
素早く衣服に手を入れると、肌を弄り始める。

「あ、っく……んぅ……」

滑らかな肌は触り心地良く手に馴染んだ。
胸元から腰へ這わせて楽しむ。
学は山岡の豹変振りに慄きながらも拒絶することはなかった。
先ほどより増した赤い頬が震えている。
どうしていいのか分からず、口許に手を置いたままじっとしていた。
その姿を見て触れるのをやめる。

「……怖いか」

問えば小さな体はピクンと反応した。
今にも泣きそうになりながら素直に頷く。
キッチンには静けさが戻った。
遠くで焼き芋の移動車が呼び込んでいる声が聞こえる。

「じゃあなぜ抵抗しないんだ」

学に覆い被さったままだった。
そっと頬に触れて、涙の溜まった目尻を拭う。

「……それは……」

再び目を伏せると恥ずかしそうに濁した。
しばらく躊躇したあと、山岡の手を握る。

「……それは先生だからです」
「…………」
「先生は鋭い人だから、もう僕の気持ちは分かっているはずです……」
「…………」
「だから……そんなこと、聞かないで下さい」

そう言うと手を伸ばし、山岡の首に巻きついた。
身を寄せれば互いの鼓動が跳ね上がる。
擦り合わせた肌が熱く火照っている。
それは池で触れた時よりずっと熱くて溶けてしまいそうだった。
耳元に忙しない彼の吐息が聞こえてくる。
緊張と不安に震える体が肌を通して伝わってくる。
そこまで言われて引くほど愚かではない。

「学君……!」
「はぁ、っぅせんせっ!」

理性の糸が切れた山岡は一気に襲い掛かった。
血が沸騰している。
頭は欲望で満たされて真っ白になった。
再度押し倒すと、学の衣服を破れんばかりに剥ぎとり裸にした。
まだ心の準備さえ出来ていないだろう未熟な体を蹂躙する。
まるで夢の追体験だ。
どんなに激しくしても学は嫌がらない。
甘ったるい声で「先生、先生」と呼ぶ。
山岡は無我夢中で清い肌を貪った。
全身これでもかと舐めまわして肉棒を熱くさせた。
まだ若い肌は己と違い弾力があり滑らかである。
実りたての果実みたいだ。

「ひぁ、はぁ…っはぁ、あぁっ……ふぅ、ふっ……」

お姫様抱っこをしてダイニングテーブルに乗せると、豪華なデザートを独り占めしているような気分になった。
山岡は躊躇いなく幼いペニスを咥えた。
夢の中で何度もしたので嫌悪はない。
むしろ現実の方が感触や匂い、味は鮮明で病み付きになりそうだ。
そんな姿を学は顔を赤くしたまま見ている。
髪の毛を振り乱し、幼い肉体の虜となった山岡は、普段の面影がなかった。
まるで獣。
このまま食い物にされてしまいそうだった。

「あ、あ……っ、く……そこはっ……!」

足先から太ももまでねっとりと舌を這わす。
そのまま恥骨周辺を舐めて睾丸を咥え、尻の穴へ移った。
窄まったソコを丹念に舌先で突っつき舐めまわす。

「ひぅ、うっ……そんなっ、きたな……っ」

逃れようとするが、学の体はすでにまな板の鯉だった。
全てを晒し、受け入れなければならない。
山岡の頭を押し退けようと手で押さえるが、余計に煽っていることに気付いていなかった。
今の彼は作家ではなく、ただの淫獣である。
(嫌がるなら嫌がらなくなるまで執拗に責めればいい)
そうして何十分もアヌスを愛撫し続けた。
嫌がる気力さえなくなるほど舐めつくした。
当初はきつく締まっていた場所も、卑猥な動きでヒクついている。
しつこく尻の穴を弄り、離れなかった。

「あぁっ、あぁ…っうぅんっ、だめっ……やぁっ、んぅ……せんせっ……!」

その間に学は二回イった。
恥じらいに震えた目蓋は、快楽に犯され口許を汚している。
とっくに力は入らず、隙あれば閉じようとしていた脚はだらしなくM字に開かれたままだ。
アヌスは蕩けて難なく舌を受け入れる。
挿入すると器用に円を描き、先っぽで突っついた。
そのたびに体は痙攣して喘ぎ声が大きくなる。

「くひっ、ぅっ……やだっ、やだあっ……んぅ、ふ……そんなになんども舐めまわされたらっ、ひあぁっ……ぼ、ぼくっ…はっ、ひ……おぼえちゃいますっ…お、しりっ……くせになっちゃい、ますっ…っ!」

つい先ほど達したばかりの性器は、若さゆえに勃起して天を仰いでいる。
無意識に腰が揺れるさまはあまりに妖艶だ。
そのたびに亀頭から溢れた汁が周囲に飛び散る。

「はぁ、どうだっ……ん、気持ちいいだろう」
「……いっ、はいっ……きもちい、ですっ……きもちよすぎて、あぁっん……わけ、わかんなくなる、ぅっ……」

もう抗いはしない。
全てを認め、従順になった学はなお可愛らしかった。
初めての快楽に戸惑いながら精一杯感じている。
緩んだ尻は三本の指を出し入れしても痛みを伴わなかった。
ズポズポと下品な音を立てながら、内壁が開かれていく。
腸内は蕩けきって極楽だ。
ピンクのアヌスが輪のように広がる様子に舌なめずりする。

「ふぅ、ふっ…っはぁっ、せんせ…っそこ、っん…ぐりぐりしたら……また出ちゃあ…あぁっ」
「ほう。ここか?」
「ひぁあぁあっ、あああぁっ――!」

指を根元まで突っ込むと性器の裏を強く擦りあげた。
その途端、女のような声をあげて射精する。
同時にアヌスは断続的に内壁を締めて異物を押し出そうとした。
指を引き抜いて彼に見せつけるように舐める。
達したばかりで荒く息を吐きながら頬を染めた。
(もう我慢できない)
年甲斐もなくギンギンに勃起している。
山岡は手早くズボンを脱ぎ捨てると、アヌスに亀頭を擦りつける。

「あ、あ、っはぁ……せんせ、の……今、いれたらっ……」
「挿れたら?」
「んんっ、んぅ――――!」

躊躇しないまま強引に挿入してしまった。
指とは比べ物にならない質量に、学は苦悶の表情を浮かべる。
さすがに痛々しくて頬に触れると、目を細めた。
ゆっくりと震える手が山岡の背中に回る。

「う、れし……はぁっ、く……ぼく、先生と……ひとつになって……」
「学く……」
「好きです、先生……すき……」

魘されるように何度も呟いた。
その声を聞くたびに堪らなくて、律動を開始する。
きつすぎて動くことさえままならなかったが、愛撫を再開させると少し楽になった。

「あぁっんぅ、せんせ……っ」

そのまま抱き上げるとイスに座り下から突き上げる。
上に乗っかった学はしがみ付きながら甘受した。
山岡の胸にもたれて、拙い喘ぎ声を聞かせる。
腰を掴んで押し付ければ容易に根元まで挿った。

「はぁ、っぅ……すごいな」

思わず感嘆の声を上げる。
小さな体に全て挿ってしまった。
その姿にゴクリと息を呑む。
中は不規則に締め付け、熱が増した。
学の体温を直に感じられる場所である。
結合部分は互いのカウパーでぬめり糸を引いていた。

「せ、先生。見てはだめですっ……」

視線を感じて股間を隠そうとする。
その腕を強引に掴むと引き離した。

「どうしてだ?こんなにずっぽりと咥え込んで、いやらしい……」
「ん、ふぅ…ふぅ、だって……僕だって信じられません。先生の大きなおちんちんが……っぅ……」
「尻に挿っているって?」
「ひぁ、あっ……せ、先生…っせんせ……」

少し腰を揺するだけで学の表情は崩れた。
どんな時も純粋で無防備な顔が淫らに染まる。
そうしているのは自分だ。
支配欲に浸り、再び腰を動かせば締め付けが強くなる。
浅い呼吸を繰り返す唇を奪った。
素早く舌を挿入すると、咥内を蹂躙する。
いきなりのことに瞠目させていたが、構わずにキスを続けた。
逃げる舌を追いかけて絡めると、舌先で突っつき弄ぶ。
その間も激しく突き上げた。
同時に責められて余裕なく委ねる姿が愛おしい。

「んんぅっ、ふっ…はぁっ……っ」

瞳は潤み目が合うと恥ずかしそうに閉じた。
初々しい反応が堪らず、挿入した性器が硬くなる。
空いた手で学の尻を揉みながら唇を重ねた。
年代物のイスが軋み、卑猥な水音と共に溶ける。
久しぶりのセックスに我を忘れて何も考えられなかった。
どうして人の温もりはこれほど琴線に触れるのか。
二人は無我夢中だった。
新たな刺激を欲して、貪りあった。
次第に学が律動に合わせて腰を振り始める。
淫猥な腰使いは男を誘うためのものだ。
本人は違うと否定するが、山岡は興奮して鼻息を荒くさせる。
そうして滑らかな肌に噛み付いた。
傷ひとつない皮膚に印を付ける。
そのたびに学は嬌声を上げた。
悲鳴に似た声なのに、絶望より艶やかで甘く蕩けそうだ。
調子に乗った山岡はその場で押し倒し、小さな体を潰さぬように覆い被さった。

「あ、ああっはぁ…、んぅ、ふっ……ああっあっ」
「はぁ…あぁっ……」

さらに激しく突き上げると、逃げるように体をくねらせる。

「ん、は…っ逃がさないぞ」
「あぁっせんせっ…そんなに、激しくしたら…っおしりが…めくれちゃ、あぁっ…!」

学が動く度に絨毯が皺になった。
体を引き寄せ、猛烈に突きまくると快楽が溢れてくる。
女の膣とは違った感触に、恍惚となった。
もはや尻は排泄器官ではなく、山岡の欲望を満たすためだけの穴だ。
内壁を執拗に擦り付けて奥を突く。
亀頭と腸壁がキスをすると二人は仰け反って快感をものにした。
年甲斐もなく腰をこねくり回して学の反応を楽しんでいる。
彼は身動きも取れず抱きつくだけだった。

「ああ、もうイきそうだ…」
「…ひあ、あぁっ…んはぁっ、せんせ…っ、んんぅ…」
「君の中でイクっ。はぁ、中出ししてやるから、足を腰に巻きつけるんだ」
「あぁっ、あぁっ…せんせ…っ。ぼくも、またっ…出ちゃい、ますっ」

学は素直に山岡の腰に足を巻きつけた。
中出しの意味すら分からないだろうに、為すがままだった。
より密着感が増す。
吐息が交わる。
一瞬見つめあうと我慢できずにキスをした。
淫らに絡み合った体が上下に揺れている。
互いに汗まみれで、生臭い匂いがした。

「んっんぅ――!」
「くっ」

深い口付けをしながら学は絶頂に達した。
連動して内壁は強く締めつけ、その刺激に耐え切れず山岡もイく。
今までオナニーだけで凌いでいたせいか量も勢いも凄かった。
きつく抱き締めあいながら、腸壁に精液をぶっかける。

「あ、あぁ…あっぐ……」

長い射精の間、学は身悶えて山岡の体にしがみついた。
瑞々しい粘膜が体液によって白く汚される。
それを思うだけで堪らなくて、射精しながら擦り付けるように何度も腰を振った。
グリグリと奥を犯し絶頂の悦びに浸る。

「ん、ふ…すご……」

学の口許からは飲み込めなかった涎が垂れていた。
震えるような快楽に浸り、焦点が定まらない。
そっと舐め取ってやれば、それだけで甘ったるい声を放った。
ようやく出し終えて満足すると、アヌスから引き抜く。

「く、んぅん……」

今まで塞いでいた太いモノが抜けていく感覚に、悩ましげな声が聞こえた。
初めて見た時はしっかり閉じられていた穴が、ヒクヒクと引き付けを起こしている。
動きのいやらしさに舐めまわすような視線で堪能した。

「ふぁ……」

しばらくして腸内に放った精液が溢れてくる。
山岡は尻を向けさせると垂れる様子をじっと見た。
嫌がるのも構わず足を開かせ、よく見えるように体勢を整える。
精液は糸を引きながらゆっくりと赤い絨毯に垂れた。

「あぁ、先生…っそんなに近くで見たら…恥ずかしいところまで、見えちゃいます……」
「いいよ、凄くエッチだ。たまらないよ」
「ひぁっ…んっ鼻息がかかって……やぁ、あっ」

触れてしまいそうなほど間近で視姦する。
恥ずかしがるわりに学の性器は硬くなろうとしていた。
ヒクつく肛門から山岡の精液を垂れ流し、見られることで感じている。
それもまた絨毯に落ちて染みを作った。
血のように赤い絨毯に白く卑猥な華が咲く。
山岡は満足だった。

 

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