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紙切れには時間と場所が書かれてありました。
僕は迷いもせずそこへ向かいました。
夕方の新宿は凄い人でごった返しています。
指定された雑居ビルはそこから結構歩いた場所にありました。
怪しい社名が連なるビルの中に記された店名を見つけました。
三階に店があるようです。
ビルへ入ってエレベーターで三階へ向かうと、その店の前でおじさんは待っていました。
会員制のクラブで薄暗い店内にはなぜか実物大の電車のセットがありました。
一両だけですが、横に並んだ座席とつり革、窓ガラス付きのドアと本物そのままを持ってきたようです。

「ひ……ぁ、あ……」

僕はその電車の中でおじさんに好き放題触られました。
周りにはたくさんの男の人が見ています。
カメラを持っている人もいました。
おじさんは僕をどうやって堕としたのか実演して見せました。

「今日の綾人くんってば積極的すぎておじさんが痴漢されちゃったよ。そんな短いピチピチなズボンの癖に下はノーパンなんだからたまんないね」
「そ、その下は何も履いてないのか!」

窓ガラスの向こうにいた男の人は写真を撮りながら鼻息荒く僕の股間を凝視していました。
僕は普段と同じ場所に立たされて、後ろからおじさんにまさぐられていたのです。

「ひぅ…っん、ズボンの下はっ…おちんちんなの…っ…」

前が染みで丸く色が変わっていました。
一日中ムラムラを抱えて意識は朦朧とします。
まだ一度も出してなくて、何も考えられなかったんです。

「やぁ、っ見ないで……写真に撮らないで…っ」

シャッターを切る音が響きます。
僕の淫らな下半身を見ようと、多くの人が窓ガラス前へ押し寄せ移動しました。
ぎゅうぎゅうに詰め込まれたみたいにたくさんの顔が僕を見ています。
手すりを掴んだまま恥ずかしさにうろたえていると、僕のうなじを舐めていたおじさんは、僕の体を窓ガラスへ押し付けました。

「い、…ぁあっ…はぁっ…」

ちんちんが潰れて痛みに顔を歪ませます。
だけどふとみれば、ガラスを隔てた向こうにいる男の人たちが、吸い付いていました。
ガラス越しの僕の体を舐め回そうと舌でペロペロしているんです。
(気持ち悪いっ)
ドアから離れようとしましたが、おじさんが押し付けて身動き取れません。
しかも短パンに手を突っ込んでお尻の穴に指を入れてしまったんです。
ゴツゴツと太くて長い指が腸内へ入ってくる。
異物を押し出そうと締め付ける内壁を強引に押し入って穴を広げようとする。
その感触は頭の先まで突き抜けて、僕の体を縛りました。

「あぁっ、あっ…んんぅっ……」

(はぁ、この感触)
待ちに待った衝撃の虜になりました。
僕は腰を振ってガラスにへばりつきました。
動きに合わせて窓越しの男の人は舌を這わします。
実際に舐められたわけではないのに、直接舐められているような変な気分になりました。
みんな必死にガラスの向こうにある僕の体を舐めようとしています。
目が据わっていて怖いのに、どこか可愛くてふしだらな女のように腰を揺すりました。
そのうち下半身だけじゃなくておへそや乳首の辺りを舐めるような人も現れました。
ブラウスの下は裸で、ピンク色の乳首が透けて見えると、男の人は興奮して一心不乱に吸おうとしていました。

「綾人くん舌出してっ?ガラスへ張り付けて舐めてっ!」
「くぅ、んっ…それで…何するんですか…っ?」
「おじさんとキスしよ?ディープキスしたい!」
「…はぁんっ…ガラス越しじゃっ…キスじゃないもん」

だけど僕は素直に窓へ唇を押し付けました。
鼻息に少しガラスが曇ります。
それが余計に興奮を煽りました。

「ほおぉっ…これが綾人くんのキス顔!!んんぅっちゅっ…はぁっ…」
「やだぁっ…バカみたいにちゅっちゅしないで…っ…」
「はぁ、そのまま舌出して、おじさんの舌とべっとり合わせてべろちゅうするんだ!」
「キスじゃない…ってば……!ん、んうっふ」

僕はただ窓ガラスを舐めているだけなんです。
窓を隔てて舌を合わせているだけなんです。
中には僕の垂れた涎を舐めとろうと、出来ないのにも関わらず頑張っている人もいました。
甘い匂いにつられて群がる虫みたいに僕の舌を欲していました。
薄く目を開ければみんな間抜けな顔でペロペロしています。
僕も同じ顔をこんな大勢に見せているかと思うと羞恥心で消えたくなりました。

「あぁっ…こっちもペロペロして!」
「んぅっ……はぁ、ちゅ………」
「舌の根本から、そう。俺がたっぷり可愛がってやるからな」

僕が舌を付けると男の人も合わせるように付けてきます。
ゆっくりと互いを窺うようでした。

「ほぅ…恋人同士みたいなキスだ。もっといちゃいちゃしてぇ」
「こ、恋人…っ…」
「おいっ、次替われよ。俺たちも綾人くんとエロいキスしてぇんだから」

気付けば順番待ちをしている人がいました。
みんな僕とキスがしたいんです。
僕の下品なキス顔を見たいんです。
それだけじゃない。
体中見られていました。
電車内でお尻を弄くられて淫らに喘ぐ僕を見ているのです。
本当は見られちゃだめなんです。
公共の乗り物でいやらしいことをしたら怒られてしまうんです。
なのに、僕が乱れるほど男の人たちは喜びました。

「やべぇっ、舌超うめー!」
「綾人くんの潰れた乳首っ、可愛いよ!」
「短パンの染みが大きくなってるっはぁ、イクの?おじさんたちに舐め回されて出しちゃうの?」
「あぁっ、ん…みんな、がっつきすぎっ…僕の体ドロドロになっちゃぁあ……」

どれくらいの人に視線で汚されたのか分かりません。
おじさんは相変わらずお尻を苛めています。
ガラス越しとはいえたくさんの男の人にエッチなことをされているのに、無関心でした。
むしろ面白がっていました。

「あぁ、あっ…いっぱい見られて、出ちゃ――!」
「綾人くんが射精するぞ!」
「出るとこ見ちゃだめっ…あぁっ、あんっ……!」

痛いくらいの眼差しを一身に受けました。
みんなが僕のイク瞬間を見ているんです。
おじさんは気を効かせて僕の短パンを脱がせてしまいました。
露になった幼いちんちんが晒されると、男の人たちは自分のちんちんを扱きました。

「いく、イクっ――!」

先端から大量の精液が飛び出しました。
信じられないくらい気持ち良かったです。
僕の精液でガラスが白く汚れましたが、向こう側で男の人たちもイったのか、次々に窓が白く塗りつぶされていきました。

「男たちに視姦されてイった綾人くんも可愛いよ」

おじさんは立っていられなくなった僕を後ろから抱き止めてくれました。
お尻には彼の勃起したちんちんが当たっています。
いえ、彼は当てていたんです。

「はぁ、はぁ…これが欲しい…?」
「……んんぅ…」

僕のお尻に擦り付けます。

「あのDVDを見ただろう?綾人くんもあの子たちのように気持ち良くなりたいよね。大人ちんぽで突き狂いたいよね?」
「ひ…ぁ…………」
「そしたら頭ん中、ちんぽのことしか考えられなくなっちゃう。……あ、でも綾人くんは今朝からそうだったよね。淫らにおじさんの体に巻き付いて発情してたもんね」
「だって…んぅ、おじさんがお預けにするんだもん。いっぱい僕のお尻舐め回したのに…っ、あんなエッチなDVD見せておいて触ってくれないんだもん…っ…」

僕が泣きそうな顔をすると、おじさんはぎゅってしてくれました。

「ああ、ごめんね。おじさんが悪かったんだよね。綾人くんが可愛くて苛めすぎちゃった。許してね」

優しく唇を這わして僕の体をまさぐるんです。
他の男の人たちは息を弾ませながらそれを見ていました。

「……お、おじさんはどうしたいんですか?」

僕は窺うように振り返りました。
おじさんの気持ちを知りたかったのです。
おじさんはいつものように舌なめずりしていました。
エッチなことを考えている目をしていました。

「おじさんはね……」

ふぅ…っと耳に息を吹きかけるような要領で僕に囁きかけます。
亀頭をお尻の穴へ押し付けながら、

「綾人くんのここへ大人ちんぽをねじ込んで、おじさんのものにしちゃいたいなぁ」
「…はぁっん……」
「お腹ん中ぐちゃぐちゃになるまでハメ続けて、綾人くんの腹をタプタプにするんだ。みんなの前で初アナルを散らしておじさんとのせっくすを見せつけるんだ」

撫でられた腹が熱くなりました。
(ここをタプタプになるまでされちゃうの?)
細い腰が震えました。
男の人に抱かれるのは初めてなのに、こんな大勢の前で気が狂うほど犯されてしまうんです。

「子種汁で満たして植え付けたいなぁ」
「僕……お、男の子です……」
「分からないよ?おじさんの黄ばんだ精液を腹いっぱいに出されたら、綾人くんでもママになっちゃうかもしれない」
「はぁっ…ん、黄ばんだ…精液……?」
「そうだよ。金曜日以来抜いてないからタマがパンパンに腫れてる。今朝だって綾人くんがあんな可愛いことをするから、何度も途中で降ろしてホテルへ直行しようかと思った」
「え、…エッチな…ホテルへ行かせようとしていたんですか…?」
「イイ子だね。その通りだよ。学校休ませて朝から晩までハメ倒そうかと思っていたんだよ」

朝から晩までなんて、きっと体が壊れてしまいます。
だけど僕はその誘惑に勝てませんでした。
おじさんの話を聞きながらお尻の穴をヒクヒクさせていたんです。
おじさんもそれに気付いてます。
だから僕の耳をベトベトになるまで舐め回しました。
おじさんに触られ始めて僕の体の弱点は全部知られているんです。
抗えるわけないんです。

「……ぼ…僕も…」
「何?聞こえないよ」
「…んく…」

聞こえているくせに意地悪です。
でも僕はこらえられませんでした。

「僕もママになっちゃうくらいお腹に出されたいっ!おじさんのちんちんで気持ちよくなりたいんです!」
「どこに入れられたい?」
「お、お尻の穴っ…おじさんに一ヶ月以上可愛がられて拡がったエッチな穴でいやらしいこと…いっぱいされたいんですっ」

恥ずかしいです。
でも恥ずかしいと思えば思うほど気持ち良くて、止められませんでした。
初めてお尻を触られた時、気持ち悪いと思ったのに、その人に孕まされたいと思ってしまいました。
この場の状況があまりに異常で、お酒を飲んでないのに酩酊感に支配されていたんです。

「じゃあ初アナルが犯されるとこ見てもらおっか」
「はぁっ…あんっ…見てっ…見てください!」

おじさんは後ろから僕を抱き上げると足を開かせました。
期待と興奮で硬さを取り戻したちんちんも、ピンクの穴も丸見えです。
視線はそこへ集中していました。

「ああぁぁっ―――!」

おじさんの太いちんちんが肛門へ入ってきました。
舌や指とはまったく違う質量に腰が抜けるかと思いました。
僕は髪を振り乱して暴れましたが、体格差には勝てず、動けないままちんちんの挿入は止まりませんでした。

「ひぁぁ、っ、はぁ…なにこれっ…すごっ……!」
「大人ちんぽは最高だろう」
「…大人っ…ちんぽっ…んぅっふぅっ…」
「そうだ…じっくり味わってくれよ…」

おじさんの大人ちんぽによってお尻の穴は肉の輪が広がりました。
シワは伸びきって裂けてしまいそうです。

「あぁっいい…。綾人くんのケツマンコはアツアツのチーズだ」
「やぁ、ぁっ…待って!おじさ、…おじさぁっ」
「痛くないだろう?尻の穴がふやけるくらい舐め回して、柔らかく伸びるまで拡げてやったんだからね」

おじさんの言う通り痛みはありませんでした。
興奮しすぎて感じなかったのかもしれません。
みんな押し拡げられていくお尻の穴に夢中でした。
こんな小さな穴に、おじさんの大人ちんぽが入るんだから信じられません。
ゆっくりと呑み込まれていきます。
まるで僕の体がちんぽを食べているようでした。

「くひぃっ!」

途中、ある部分が亀頭に擦れると、僕は悲鳴のような声をあげました。
その瞬間頭が真っ白になって全身鳥肌が立ったみたいに震えたんです。

「ここだなぁ」

おじさんは嬉しそうにそこだけを擦り続けました。
ゴリゴリと内壁をえぐるんです。
僕は抱きかかえられて、体は宙に浮いたまま甘んじて受け入れました。
足をバタつかせる程度しか出来なかったんです。

「あぁっ、あっ…あひっ……あぁっんんっ……!」

僕の口からはひっきりなしに女みたいな声が出ました。
車内に響き渡ります。
見ているみんなはまた勃起しているようで、熱っぽい眼差しを向けながら手淫していました。
それぞれの大人ちんぽを上下に扱いていました。

「はぁっ…なんだこの穴はっ…んあぁっ、熱くて締め付けがあってたまらないよ!綾人くんはお尻も良い子なんだね」
「わかんなっ…!おじさんのちんちんが気持ちいいとこばっか擦り付けるから…っひぅっ……」
「ん、綾人くん。ちんちんじゃないでしょっ…ちんぽって言って…っ」
「にゃあぁっ……」

おじさんに首筋を噛まれてしまいました。
躾られているんです。
彼の好みのオトコノコに仕立てられちゃうんです。

「ち…んぽっ…おじさんの大人ちんぽっ…僕のエッチなスイッチを押しちゃう悪いちんぽですっ…」
「あぁっ悪いちんぽだねっ?じゃあお仕置きしよっか…っはぁ、おじさんの悪いちんぽ締め付けて…叱りつけよっか…」
「…はぁっ…うぅっ…でも、どうやって?」
「んぅっ、うんちする時みたいに力んでごらん」
「や、やだぁっ」
「おじさんのちんぽがうんちだと思ってぎゅうぅっと」
「はぅぅ…っ……!」
「あぁあっイイっ…!えらいねっ、うんちみたいにひり出して…っ……」

僕は言われた通り下腹部に力を入れました。

「はぁっ…こりゃ、魔法の穴だよ…っ…!」
「おじさっ…こう?僕ちゃんと出来てっ…ますか…」
「良くできてるよ!…っはぁ、…でも、ごめんね!またぐぐっと奥まで入れちゃうっ…!」
「ふゃああああ……!」

せっかく押し出そうとした大人ちんぽはあっさり僕の奥まで犯しました。
ひどいです。
そのあとは馬鹿みたいに下から突き上げられて僕は喘ぐのもままならないほど責められました。

「うはっ…初アナルでトコロテンだよ…」
「おおっ…マジか…!」
「撮らせろ!ちっちゃくて可愛いくせにエロいちんこだっ。しゃぶりついてやりてえ!」

男の人はこぞって僕の姿を写真に納めました。
トコロテンの意味は分かりませんでしたが、僕のちんぽは壊れたのか精液を垂れ流していて、そういうエッチなちんぽをトコロテンというのだと、あとでおじさんに教えてもらいました。
ガンガン突かれて意識が飛びそうだったので、そこまで構っていられなかったんです。
おじさんのちんぽは僕の内蔵を突き上げて、腸内をマーキングしているみたいでした。
内壁は擦られほじられて普段より敏感です。
DVDで見た男の子たちが何であんなによがり啼いていたのかよく分かりました。
こんな逞しい大人ちんぽでえぐられたら理性なんて保てません。

「ああぁっ…イっ……」
「綾人くんに初中出しキメちゃうねっ!ゼリーみたいな精液で綺麗な未使用アナルを汚しちゃうね!」

すぐに絶頂はやってきて、おじさんは僕の腸内で射精しました。
内壁に熱い白濁液をぶっかけられて、僕はこの世のものとは思えない快楽に震え上がりました。
すごい量で出しながらも突き上げられました。
内蔵にまで精液を浴びせられたようでした。

「や…あ……なに…これっ…」
「たっぷり染み込ませてやるぞ」
「…ん……んんぅ…」

足の指がピンと伸びたまま固まりました。
ちんぽの刺激で射精するのと全然違いました。
一度の激しい絶頂がやってくるのではなく、長い長い絶頂が波のようにやってきて治まりません。
その間も精液を流し込まれています。
僕の中出しされた顔やちんぽ、出されている最中の写真も撮られていました。
おじさんはサービス精神が旺盛なのか、完全に出し終えると僕のお尻からちんぽを抜き、ぱっくり開いた尻の穴を窓ガラスぎりぎりまで近づいて見せつけました。

「ひぁ…あっ…見えちゃ…あぁっ」

太いちんぽが抜けて拡がった穴からは内壁が見えそうでした。
ヒクついてちんぽを誘っているようです。
実際に物足りなさに疼いてたまりませんでした。
しばらくして逆流したおじさんの精液が穴から垂れてきます。
溜まった精液はぬめっていて、糸を引き地面へ垂れました。
僕がおじさんのものになった証でした。
みんなの前でママにされてしまったんです。

「綾人くん、こっち向いて」
「はぁ…はぁ…っんぅ――!」

あげく濃厚なキスをされました。
男の人たちとしたようなガラス越しじゃありません。
ベトベトな舌を絡ませて、口の回りを涎まみれにしながらおじさんと口付けました。
引かない絶頂にあんあん喘ぎながらキスをすると、おじさんはしつこく舌に吸い付いて、僕の唾液を啜りました。
他の人たちは羨ましそうに見ていました。

 

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