6

「そうか……そうだよな……」

詩集を見下ろしながら決意にも似た気力が湧いてくる。
(オレはもう何も出来ない子どもじゃないんだ)
手を伸ばせば届く距離に欲しいものはある。
このまま黙って見逃すなんてもったいなくて出来るわけがない。
例え掴み損なっても挑戦する意義は十分にある。
何もしないまま終わるほうがずっと嫌だ。
もう犀は投げられている。
弓枝が桃園の伸ばした手を取った時から後戻りは出来ないのだ。
ジュリエットはロミオと共に屋敷を抜け出した。
両親は遅かれ早かれ弓枝が脱走したことに気付くだろう。
烈火のごとく怒鳴るか、陰湿に嫌味を言い続けるか、どちらにせよ逆鱗に触れることには違いないだろう。
こんな大胆な反抗は初めてだ。
だが逃げ道がなくなったあとのほうが清々している。
もう後ろを気にしなくていいからだ。
あとは前だけを見据えて進めばいい。
その先に何が待つのか覚悟は出来ていた。
(桃園と一緒なら怖くない)

「…………きだよ」
「え?」

弓枝は本を閉じると、深く息を吸い、

「オレも桃園が好きだよ」

桃園のほうへ振り返った。
凛とした眼差しで言い切った。
締め切った部屋、扇風機の動作音がやけにうるさくて鼓膜を邪魔する。

「オレだってお前は特別だった。唯一気になって仕方がないやつだった」

蘇るのは去年放課後の教室で桃園の名前を確認した時のことだ。
名簿を指で辿る。
黄昏た教室からは強い西日が射し込んでいて、眩しさに目を細めて彼の名前を探した。
〝桃園 祐一郎〟
なんて華やかな名前だと思った。
なんて相応しい名前だと思った。
誰も知らない弓枝だけの秘密であり、もう二度と話す機会なんて訪れないと思っていたのに人生は何が起こるか分からない。
ほんの一ヶ月前まで互いに歩み寄ることなく、それぞれの夏休みを謳歌していたというのに、今、こうして視線を絡めている。
桃園は驚喜に近い表情で固まった。
弓枝の言葉を繰り返し反芻しているようにも見えた。
だからもう一度告げる。

「桃園が好きだ」

それは桃園の長きに渡る片思いが実った瞬間であり、弓枝にとっても特別な時間だった。
こんな時、言葉にはならない。
例え桃園のような軽口な男でも同様であり、彼は瞠目した瞳を潤ませると、しびれるような陶酔を味わうように凛々しい眉を下げた。
僅かな間。
明かりの下で正面から向き合う。
今日はひとりぶんの距離はあけない。
肩が触れるすぐ隣にいる。
だけどそれすら遠く感じて、桃園はそっと弓枝の体を引き寄せると顔を近づけた。
(キスがしたい)
正反対の人生を歩んできた二人も思うことは一緒で、空気感によって互いもそれを感じ取った。
吐息が交わる距離まで薄目で見つめ合う。
桃園は僅かに屈むと弓枝は心持ち顔をあげて顎を突き出した。

「んっ……」

闇に溶けるような密やかなキスをする。
唇が触れるとまるで酒に酔ったような酩酊感に支配される。
触れるだけのキスだ。
ゆっくり唇を離すと、互いの額を重ね合わせながら弓枝が、

「ごめ……オレ、飯食ったばかりで……」
「あはは。中華スープ味のキスも中々いいんでない?」
「馬鹿」

茶化すような桃園の口調が照れくさくて口を尖らせる。
なのに甘ったるい雰囲気は変わらず、胸の奥が痒くなった。
慣れない状況に戸惑っていると、桃園はまたキスをしようとしてくる。
弓枝は気配で察知すると、恥ずかしがりながら再び顔をあげようとした。
――と、急に腕を掴まれ、

「んっ、んぅ――!」

桃園に上から覆い被さるよう強い口付けをされて目を見開く。
また優しいだけのキスをすると思っていたため、咄嗟に体を仰け反らせた。
僅かに抵抗を表したのはいきなりで驚いたからだ。
弓枝を掴んだ桃園の手はどんなに振り払おうとしてもビクともしない。
そのうち弓枝の咥内に彼の舌が入ってきた。
素早く侵入すると舌を絡めて翻弄する。
くちゅくちゅと水音が聞こえて羞恥心に頬が熱くなる。
ぬめった感触が慣れなくて逃れようと引っ込めれば、彼の舌は上顎を舐め、撫で回すように唇の裏側まで愛撫される。
その刺激に背筋が震えた。
誰かにそんなところを舐められたことなんてない。
一瞬弓枝の反応が鈍くなると、再び彼は舌を絡めようとする。

「んぅ、ふっ……んぅんっ……!」

弓枝の鼻息が荒くなった。
息をするタイミングも分からないまま好き勝手に蹂躙されて、涎も飲み込めず口許を垂れる。
めいっぱいに唇を愛されて蕩けそうだ。
快感に瞼が震える。
あの桃園とこんな欲情まみれなキスをしているのかと思うと信じられなかった。
最近は冬木も交えた三人でいることが多く、友人と接していたせいかギャップに狼狽する。
なぜかイケナイことをしている気分になった。
ここまで執拗なキスは二度目である。
大雨の振った夜、ずぶ濡れの中二人で一心不乱に口付けをした時のことを思い出して身が竦んだ。

「はぁ、弓枝……好き、んぅ、んっ……好きだよっ」
「ふっぅ…っ、んっんぅ……!」

桃園はキスをしながら愛を囁く。
普段から甘い男だが、今日は益々甘く淫猥な匂いがした。
切なげな掠れ声で繰り返し好きだと呟かれるたび心臓は弾けそうになる。
吐息混じりの艶やかな声色は、ゾクゾクするほどエッチでもろに下半身を直撃する。
キスに応じるだけで精一杯なせいか何も言い返せなかった。
声は桃園の唇によって遮られてしまう。
彼は弓枝をもてあそぶと、挑発するように腰を押し付けた。
その感触に弓枝は反射的に腰を引く。
だが、桃園は負けずにぐいぐい押してきた。
両手は掴まれて振り払えない。
体格の良い桃園が迫るように体を押し付けてきたら弓枝は防戦一方になる。
そうして激しいキスをしながら部屋の端にあったベッドまで追い詰められると、脹脛にベッドが当たってカクンと膝が折れた。
あっと思った時には遅く、二人はもたれるようにベッドへ倒れこむ。
一際ベッドが大きく軋んだ。
それでも唇を貪り合うのはやめず、互いに夢中でキスに溺れる。
弓枝の眼鏡がズレても口付けは止まらなかった。

「…っちゅ……はぁっ……」

キスの合間に下唇を噛まれて、弓枝の思考は麻痺した。
口の周りは唾液でベトベトだったが、桃園が求めてくるからやめなかった。
折り重なるように倒れたせいで桃園の重い体がのしかかってくる。
だけどそれ以上に気になったのは彼の性器で、弓枝と同じように滾り熱くなっていた。
硬いモノを押し付けられている。
ぐいぐいと膝の間に割り込んで存在を示している。
それだけでどうにかなってしまいそうだった。
桃園の勃起に気付くなら当然弓枝が勃起していることだって覚られている。
抑えることの出来ない性欲を持て余して二人は体を重ねた。
ギシギシとうるさいベッドのスプリングが余計に欲を煽る。
いやらしいことをしているのだと自覚させられてしまう。

「はぁ、ごめんっ、俺我慢できない」

珍しいほどに桃園は焦っていた。
僅かに腰を浮かすと自らのズボンを脱ぎ捨て、弓枝のズボンも脱がそうとする。
興奮のせいかベルトを取るのに手間取っていた。
彼はもたくつ手元に苛立つよう顔を歪ませると、強引に抜き取ってパンツごと下へずらす。
服を破きそうな勢いだった。
何でもスマートにこなす男が欲望に振り回されている。
本能に忠実な年齢はセックスをすることしか頭にないのだ。
弓枝はさっさと服を剥かれて下半身を露にした。
性器は高々と天を仰いでいた。
恥じらい内股気味に身を隠そうとするが、その姿が余計に桃園を煽ったのか、彼は悩ましげな吐息で弓枝の足に吸い付く。
汗ばんだ肌の上をちゅっちゅっと口付けて性急な愛撫をした。

「んぅ、もう……いいからっ……」

しかし弓枝だって焦らされているようでたまらなかった。
今日は一度お預けをくらっている。
あと少しのところで下校を告げる校内放送に邪魔されて釈然としないまま帰路へついたのだ。
体は火照りと疼きを持て余して気がおかしくなりそうになっている。
早く桃園のそそり立ったいちもつで貫いて欲しかったのだ。

「そんなこと言われたらたまんないよ!」

桃園は赤らめた顔でベッドサイドの引き出しにしまってあったローションとゴムを取り出した。
慣れた手つきでピンク色のゴムを性器に装着すると、弓枝の足を開きアヌスへローションを流し込んだ。
その感覚に弓枝はビクンと腰を震わせる。
だが桃園は構わず腸内をローションまみれにすると、二本の指でぐちゃぐちゃにした。
指を取り出せば卑猥な糸を引き、ねばっと垂れる。
つい数時間前散々アヌスを舐められたせいかすぐに穴は緩み拡がった。
ほぐれた尻はヒクヒクと男を誘いこむ淫らな穴と化す。
柔らかく伸びたアヌスは見事な薄紅色で、ローションのテカリに魅力は一層増した。
桃園は挿入しやすいように弓枝の足をM字に開き、その足を掴みながら膝立ちでペニスを宛がう。
室内には忙しない呼吸の音が聞こえた。
言葉にせずとも互いに緊張し、無言になってしまう。
尻の穴と亀頭が擦れるだけで果ててしまいそうだった。
二人の視線は股間に集中する。
僅かな理性が音を立てて崩れる時、ただの友人から一線を越えて肉体関係を結んでしまう。

「ん、んんん――――!」

弓枝は枕に顔を埋めると声を噛み殺した。
尻に桃園の赤黒い性器が押し入ってきたのだ。
ローションのお蔭か思ったよりスムーズな挿入で、亀頭が入るまではキツかったのに、そこを通過するとにゅるんと奥まで挿ってしまう。

「ひ、んうぅぅっ……!」

枕の間から悲鳴にも似た声が漏れた。
それまでゆっくり入ってきていたのに、急にぐっと差し込まれて頭が真っ白になってしまった。
先端が腸壁をえぐるように擦って息が止まりそうになる。

「ごめ……っ、滑って……はぁ、っ熱……んぅ……」

桃園も余裕なく息を荒げていた。
膝を付いて徐々に挿入しようと調節していたのに、汗でシーツの上を滑ったみたいだ。
弓枝の体の上に覆いかぶさると、重みが加わって一気に根元まで入ってしまう。
いきなり押し広げられた弓枝の腸壁はゴムのように伸びて痙攣を起こしていた。

「く、ひっ……ざけんなっ……」

初めての肛姦だったのに、太いペニスをずっぽりと咥えこんでいる。
自分より大きな桃園の体にのしかかられた上に、腹の奥まで挿入され、衝撃に気が遠くなりそうだった。
内臓が押し上げられている。
指や舌では届かなかった奥を、半ば強引に広げられて下半身は引きつっていた。
桃園と弓枝の体が隙間なくぴったりと重なる。
呼吸するたびに互いの肺が膨らんで胸が上下した。
鼓動の音が薄い皮膚を通じて聞こえてくる。
桃園は弓枝を気遣い、動きたいだろうに大人しくしている。
それどころか落ち着かせるように頭を撫でてくれた。
弓枝は桃園の肩口から天井を見上げる。
オフホワイトの壁紙に白熱灯が柔らかく室内を照らしていた。
この家のどこかに彼の母親がいるというのに、本能に抗えず体を繋げてしまった。
気付かれないよう声を上げられないのが余計に堪える。
弓枝は桃園の胸元に納まっていた。
肩幅の広い彼にすっぽりと包まれて、身動きが取れない状況だ。
髪を撫でる手はこの世のすべての害悪から守ってくれそうな手のひらで、身を任せるとそれだけでドキドキ止まらなくなる。
弓枝は枕から手を離すと、遠慮がちに桃園の背中に手を回した。
擦り寄るように頬擦りすると、アヌスに入った性器が硬く脈打つ。

「ああっ、だめだって……そんな可愛いことされたら…っ、せっかく耐えようと思ったのにっ……!」
「くっんぅ…っ桃園…っ、はぁああぁっ……」

桃園はこねくり回すように腰を押し付けてきた。
腸壁のいたるところに擦れる。
まるで開けた穴を拡げるようにぐりぐりと突かれて弓枝は唇の間から甘い声を漏らした。

「やぁ、あっんぅ、んっ…ふぅ……ふぅっ……!」

桃園は円を描くように腰を回して、縦横無尽に内壁をほじった。
淫らな腰使いで責められ悶える。
そんなに擦り付けられたら下半身に力は入らなくなる。
圧倒的な質量で呼吸さえままならないのに火照りは増すばかりだ。

「ホントにっ……俺の腕の中に弓枝がいるんだよね……っ?」
「んっ、そうだよっ……はぁっ、恥ずかしいから…っそんな確認…っ…すんなっ!」

そう言う弓枝も変な感じがした。
見慣れた桃園の端整な顔立ちが、こうして下から見上げていると、もっと麗しいものへ見えてくる。
どんな欲目かと笑いたくなった。
恋しい気持ちが膨らむ。
これがセックスなんだと思った。
相手を受け入れるということかと思った。
限りない近さで見つめ合い吐息を交える。

「はぁ……蕩ける……っ……」

身も心も溶けてひとつになりそうだ。
味わったことのない感覚に身震いする。
一突きされるたび胸に愛しさが迫るようだ。
他人に関心がなかった弓枝は、その不可思議な心地良さに夢中になった。
重なった肌の感触に正常な思考は失われて惑溺する。
理性だけで生きてきたのに本能に振り回されて止められなくなりそうだ。

「弓枝…っはぁ……やば……っ、きもちい……!」
「んぅ、ふっ……オレだって…っ、はぁっ、きもちいいっ」

桃園の背中に回していた手を強めると温もりを欲する。
彼も弓枝の体を包むように覆い被さってキスの雨を降らせてくれた。
密着して息が絡む。
二人とも汗まみれだ。
弓枝の眼鏡はキスの合間に桃園の手によって外され、口付けは一段と激しくなる。
二人の間に隔てるものがなくなって互いの舌をしゃぶり合うように絡ませた。
上も下も繋がって二人の体がひとつになる。
脳の中枢が麻痺して頭が働かなくなった。
ただ感じている。
桃園の息、上擦った声、重み、匂い、温かさ。
代わりに感官は鋭く、益々桃園のことしか考えられなくなった。
抱かれながら改めてこんなにも惹かれていたことに気付く。
心を焼くように想い焦がれ渇望する。
好き。
大好き。
触れるだけで、その姿を目に映すだけで、込み上げてくる愛情に全身を染められた。
感情が揺さぶられて、己の力では止められない衝動に息継ぎさえ上手くいかない。
このまま甘い蜜の中で溺れてしまいそうだ。
俯瞰して見れば、今弓枝は男に組み敷かれて肛門を犯されている。
常識的に考えればありえない事態なのに、そんなものどうだっていいと開き直ってしまうくらい悦びに包まれていた。
心臓とは別の心が羽ばたく。
むしろじれったい。
体中で恋しいと叫んでいるのに、それをどう伝えていいのか分からなくて歯痒かった。
ありのままの想いが肉体を通じて全部伝わればいいのに、僅かな隙間がそれを阻む。
代わりに弓枝は擦り寄った。
平常時では絶対に見せないだろう甘えた仕草で桃園の後頭部に手を回し、髪を撫で上げた。
柔らかな金髪が指の間をすり抜ける。
もっとぎゅっとされたかった。
身じろぎさえ出来ないほど抱きしめて欲しかった。
弓枝は暑い中寄り添っていちゃいちゃしているバカップルを見た時、冷めた目で暑苦しくないのかと疑問に思った。
校内でも、電車の中でも、人前だろうがベタベタと互いの体を触りまくって自分たちの世界に酔いしれている。
周囲の人間ははた迷惑そうに目を逸らしていたが、弓枝にとってはただただ謎なだけであった。
物心ついたころから両親は厳しく、甘えたりじゃれたりということを許されなかったせいか、人の肌に触れるのは慣れておらず苦手だった。

「はぁ……ぁっ、桃園……桃園っ……」

だから肌の温もりがこんなに気持ちいいなんて知らなかった。
(知ってしまったら戻れなくなる。ずっと触れていたくなる)
人目を憚らず触れ合うような神経の太さはなくとも、桃園に触れていたい、触れられていたい。
疼く感情が体の熱をあげた。
突き抜ける快感の虜になる。
弓枝は髪を振り乱して喘ぎ声を我慢しながら切なげに何度も桃園の名を呼んだ。
こうして抱かれている現実を噛み締め、切実な声を漏らす。
そのたびに桃園は弓枝の顔中に唇を落として優しく愛撫した。
次第に行為は激しくなって、それまで二人の上に乗せられていた布団がずり落ちて繋がった下半身が露になる。
ベッドの軋みが大きくなったが、それどころではなかった。

「いっ……いくっ、んぅ――!」

すぐに二人の絶頂は訪れた。
桃園は切羽詰った顔で弓枝を強く抱き、抽送を早める。
弓枝もそれを感じ取っていた。
中でびくびくと脈打つ性器は、限界を表している。
下から見上げる彼の顔は眉が険しく寄り、悩ましいほど色っぽかった。
流れる汗も金色の髪も息を呑むほど美しくてたまらなくなる。
自分の尻でこんなにも気持ち良くなってくれたら嬉しいに決まっている。
そう思うと勝手に内壁を締め付けて、桃園から精液を搾ろうとしてしまった。

「あぁっ、まじで…っごめ……もう出そ……っ」
「いいよっ……オレもやばいっ」

弓枝も達しそうだった。
背筋から這い上がるような快楽に抗えず肉体は痙攣を起こす。
陰茎を扱くような直接的な刺激とは違った。
体の内側から火がつきそうなほど熱くなって意識が混濁する。
性器の裏側を擦られるという不思議な感覚の虜となった。
腸管がぎゅうぎゅうに締まる。
――と、唇を噛み締めて耐えていた桃園の顔が僅かに歪んだ。
流れ落ちる汗が弓枝の顔に落ちる。

「くっ――――!」

桃園は弓枝の中で精液を放った。
皺だらけのシーツが突っ張り、ベッドが弾むように軋む。
弓枝は内壁で彼の性器が脈打つのを感じ、首に手を回してしがみついた。
桃園の腰に足を絡め、ぴったり寄り添ったまま弓枝も気をやってしまう。
二人の間に彼の精液が飛び散った。

 

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