6

「…………!」

すると地面に着いていた手に僅かな温もりが走った。
それに驚いて隣を見れば熊さんが悪戯っ子のように笑っている。
ふと見下ろせば僕の手の上に彼の手が包み込むように置かれていた。

「っ」
「しー」

驚いて声を上げそうになった僕は彼の指先によって鎮められると言葉を呑み込む。
熊さんのごつい人差し指が僕の唇に重なり宥めるように笑いかけられた。
その顔が夕日に照らされて穏やかな表情を作り出す。

「……っ……」

――ただ、無性に愛しいと思った。
触れた手から伝わる温度は優しい暖かさでいっぱいだった。
誰にも秘密にしているくすぐったさと皆に自慢してしまいたい歯痒さが心地良く溶けて胸の奥にすとんと落ちる。
だから僕は気持ち程度に熊さんと距離を縮めた。
それに気付いた彼は嬉しそうに笑いもう少しだけ縮める。
そうして二人は満足そうに微笑みあった。
会話は無くても十分に意思疎通が出来ていたと思う。
本当はキスがしたいな、と思ったけどさすがに秀樹の手前そんな事出来る訳もなく…、またそんな恥ずかしいこと言えるわけもなく一人で悶々としていた。

「……明日、会える?」
「……え……?」

すると耳元でそっと囁くような熊さんの声が聞こえた。
チラッと彼を見つめると熊さんもまた熱を帯びた眼差しで僕を見ている。

「今度は、二人っきりでさ」
「あ……」

それがどういう意味なのか瞬時に理解して顔が熱くなった。
(熊さんも僕と同じことを考えている)
その途端、のほほんとした風景は一変して艶っぽい景色に見えた。
僕は恥らいながらこくんと頷く。
つい嬉しいという感情が抑えきれず口元がにやけてしまった。
視界の端に捉えた彼の口元も嬉しそうに上がっている。

「あー!出来たっ出来た!!」

すると下から秀樹の興奮したような荒っぽい声が響き渡った。
即座に現実に戻された僕らは慌てて手を離すと彼を見下ろす。

「四回バウンドしたっ!見た!?見てただろっ、二人とも」
「あ…っと」

嬉しそうに川の方へと指を差す秀樹は満面の笑みだ。
それと打って変わって熊さんは困ったように笑い後頭部を掻く。
つい二人はお互いの事に夢中になってしまい秀樹の存在を忘れていた。
――とは、彼だって言えないだろう。
その困った顔がおかしくて僕は吹き出してしまいそうになっていた。
それを何とか堪えて二人の会話を聞き続ける。

「なんだよっ、肝心なとこ見てなかったのかよっ」
「あー…はは、すまん」
「しょーがねーな。もう一回やってやるから今度はちゃんと見てろよ」
「分かった。次こそは絶対に見逃さないよ」
「おうっ」

どうやら気分の良い秀樹はさほど怒りもせずまた川に石を投げ始めた。
熊さんはホッと一息つきながら苦笑している。

「ぷっ」

僕は今度こそ耐え切れず吹き出すように笑ってしまった。
やる気満々の無邪気な親友も、思わず苦笑する熊さんも面白かったからだ。
この空間が居心地良くて楽しくてたまらない。
出来ればずっとこんな日々が続けばいいと思った。
夏という季節が終わってもこのままであって欲しいと思った。

しかしそんな願いはあっさりと打ちのめされる事になる。
あまりにも急な出来事であった。
夏から突然冬が来てしまったような唐突さがあった。
でもこればっかりは誰もどうしようもなかった。

――翌日の明け方、熊さんのお父さんは亡くなってしまったんだ。

――隣の市の病院に入院していたおじさんは明け方に突然容態が急変した。
病院から熊さんへ連絡があった頃にはおじさんの心臓は弱まり確実に止まる方向へと傾いていた。
当然、彼がおじさんの病院に駆けつけたときには息を引き取った後であった。
おじさんの病状は僕らが子供であったから詳しくは知らない。

それから熊さんが喪主となり通夜と告別式が執り行われた。
県外から慌てて駆けつけた熊さんの伯母さんやうちのお母さんら顔馴染みの人達も手伝い立派な葬儀だったと思う。
数日は熊本造花店も人の出入りが多く賑やかであった。
それは熊さんのお父さんによる人望のお蔭だと思う。
だが一方でどこか寂しさの残る葬儀であった。
それはやはり緑のばっちゃんの手前、避けるような態度を見せる村人が多くいたせいか。
村八分とまではいかないが熊さんが孤立して見えた。
それを本人も痛いぐらい分かっている。
でもあえてそれに気付かないように強がって無理をしているようにも見えた。
きっとそれを認めてしまったら彼はここで生きていけなくなる。
もしかしたらいつも無邪気に笑っていたのはそれを隠すための仮面だったのかもしれない。
心についた傷を誤魔化すためのまやかしだったのかもしれない。

気付けば僕は熊本造花店に向かって自転車を扱いでいた。
もう随分と夜が更けた。
時刻はもうすぐ日付を跨ごうとしている。
家族に黙って抜け出してきたわけだが後ろめたさはない。
むしろ嫌な胸騒ぎでいっぱいだった。
今日、葬儀を終えて無事に火葬は済まされた。
最後まで立派だった喪主に安心した伯母さんはその日のうちに自宅へと帰っていった。
となると、熊さんは今家で一人ぼっちである。
お父さんを亡くし、村人の態度にも気にした素振りを見せない彼の表情は異様に僕を不安にさせた。
逆に動揺した彼を見てしまえば安心したと思う。
立派な喪主であったがゆえに心配は増した。
静かな村は深夜だという事もあり寂しくて寒々としている。
夜の気温だけ見たらとうに夏は終わったといっても不思議ではない。
肌を滑る風は冷たくひんやりとした。
僕は山の陰を背負いながらまっすぐに造花店へと急ぐ。
その後ろから満月は優しく明かりを照らしてくれた。

熊本造花店の正面はシャッターが下りて忌中の張り紙が貼られていた。
僕は側に自転車を付けると裏口に回る。
見た感じ部屋に電気はついておらず人の居る気配がしなかった。
もしかしたらここ二、三日の慌ただしさに疲れて眠っているのかもしれない。
時間が時間だけにその可能性は否定できなかった。
しかし寝ているのならばそれでも良い。
眠れずあの部屋で一人佇む熊さんがそこにいなければそれでいいと思っていたのだ。

コン、ココン。

それは僕特有のノックである。
普段密会を重ねていた僕らには互いが分かる合図を持っていた。

「…………」

ノックをしたものの辺りはしんと静まり返ったままである。
(やっぱり寝ちゃったのかな)
さすがにどこか行ってしまった可能性は低い。
となると彼はもう寝ている事になる。
僕はどこかホッとしながらも心に残る寂しさを拭いきれずため息を吐いた。
(……帰ろう)
そうして体の向きを変えると自転車の元まで行こうとした時だった。

ガチャ―…。

僅かにドアが開く音が聞こえた。
驚いて振り返れば先ほどまで消えていた電気が付けられている。

「三…太君?」

中から出てきたのは未だにスーツを着ていた熊さんだった。
彼も僕を見て驚いている。

「あ…寝て、た?」

もしかしたら起こしてしまったのかもしれない。
熊さんのそんな態度に思わず狼狽した。
しかし彼は薄い笑みを浮かべると静かに首を振る。

「いや、眠れなくて困ってたとこ」
「あ……」
「良ければどうぞ?ここじゃ話しづらいだろうし入って」

熊さんはそう言って僕を中へと促した。
だから僕は遠慮がちに彼の後へ続く。
室内は線香の匂いが漂っていた。
眠れなくて困っていたといいながら寝ようとした形跡は見当たらない。
布団も敷かれていなければ彼自身寝巻きに着替えてもいない。
居間にはいくつかの缶ビールが乱雑に置かれていた。
彼は電気も付けずにただ一人ここでビールを飲んでいたのだろうか。
その姿は無性に寂しくて胸が痛くなる。

「今日はありがとうね」
「…………」
「おばさんにも随分お世話になったし、お蔭で無事に終わらせる事が出来たよ」

熊さんはキッチンからアップルジュースを注いだグラスとクッキーの詰め合わせを持って来て差し出してくれた。
そっと目の前に置かれるがいつもの様に気軽に手は出ない。

「三太君?」

それを不思議そうに見つめる彼は僕の様子を伺おうと顔を覗き込んできた。

「どうしたの?」

心配そうに見つめる眼差しはいつもと変わらない。
それが余計に胸を苦しくさせるとも知らずに彼は僕を見つめる。

「…しっ…し、心配で」
「え?」
「く…熊さんが……」

相変わらず僕の言葉は拙くて弱々しかった。
彼が心配で慌てて駆けつけたのはいいが掛ける言葉が見つからない。
今更そんな事実に気付いてどうしようもなくなる。

「あ、ああ。そーかそーか」
「…………」
「ありがとう。でもさすがにこの歳で意気消沈しているワケにはいかないしな。それにお袋も亡くなっているし思ったよりは平気だよ」
「…………」
「やっぱり三太君は優しいな。こんな夜遅くだっていうのに。おじさんとおばさんは平気?怒られない?」
「…………」
「帰りは送っていくからさ、俺――」
「そうじゃないよ」
「え?」

僕の言葉に熊さんの表情がピタリと止まった。
無理した笑顔が引き攣って痛々しく映る。

「そ…それも…あるけど、僕が心配なのは…」
「あ――……」
「その…あの…」
「…………」

途端に彼はバツの悪そうな顔をした。
僕の言いたかったことに気付いた彼は顔を強張らせる。
それどころかテーブルを離れて居間続きの暗い窓際に座ってしまった。
そこは電気も付けておらず窓からのおぼろげな月明かりだけが支配していた。
暗闇に身を置いた彼はしばらく何かを考えるように押し黙った。
空けられた距離はまるで心を映すように静寂を保つ。
僕は言葉に詰まって何も言えず固く口を閉ざしたまま。

「……もしかして俺のこと聞いた?」
「……っ…」

しばらくすると熊さんは苦笑いを隠しきれず困ったように頭を掻いた。
僕は彼の顔を直視できずに小さく頷く。
それに対して彼は「そーか」といつものように頷いた。

「情けないだろ?」
「…………」
「でもまぁ、それが逃げた者への罰なのかもしれない」
「え?」

何を言っているのか分からずキョトンとする。
彼は自嘲気味に笑った。

「前に一度だけ聞いてくれたよね?どうして俺がこの村に戻ってきたのかって」
「あっ……」
「表面的な理由は簡単だったよ。親父が倒れたから跡を継ぐために帰って来たんだって」
「…………」
「でも三太君の目は誤魔化しが効かなくて困った。その奥にある真実を見透かされている気がして罪悪感でいっぱいになった。だから咄嗟に何も言えなくなった」
「真実…?」
「ん、そう」

一瞬、熊さんの瞳が揺らいだ。
だが視線を外した彼はどこか遠くを見るように目を細める。
その意味深な目線に僕は息を呑んだ。

「村や緑のばっちゃんから逃げた俺は、もう二度とあんな村になんか帰るかって思った。都会人は冷たいなんていうけど、古いしがらみが残る村に比べれば、ずっと淡白で優しかった」
「…………」
「東京ではね、隣に誰が住んでいるかもよく知らないんだよ。この村じゃほぼ誰がどこに住んでいるのか知られているのにね」
「…………」
「家で漬けた野菜を持ってくるおばあちゃんも居ないし、遊んでくれって勝手に上がりこんでくる子供も居ない。そうやって人の生活に介入してこないのがあの時の俺にとっては居心地良かった……なんて、それは最初だけだったんだけどね…」
「…………」
「おせっかいなんて嫌いだったのに。時折無性に寂しくなった…というか孤独になったんだ。友達は大勢いたけど、どうしてもその寂しさは拭えなかった。きっとあの頃は仕事も上手くいかなくて、余計にそう思っていたんだと思う」

その時僕はようやく彼が何を見ているのか気付いた。
熊さんは昔の自分を思い出していたのだと思う。
まるで記憶を辿るように彼は過去を見ていたのだ。

「東京での仕事は激務でね。家には寝に帰っているようなもんだった。休みらしい休みもあまり取れなかったし。それでも結果は出せないしで散々だったと思う。精神的にも肉体的にもボロボロで、転職を考えたんだけど、中々難しい時代で……やっぱり上手くいかなかった」
「…………」
「……そんな時、親父が倒れたって聞いてさ。心配と同時にチャンスだって思った。もう十年以上は村から離れているわけだし、ばっちゃんとの確執もなくなっていると思った。だから今なら村に戻っても大丈夫だろうって」
「…………」
「だけど東京での十年なんて、この村じゃ全く関係ないんだよ。日々が目まぐるしく変わる東京と、時が止まっているに久しい村じゃ当たり前の違いだよな。結局十年という月日は悪い方向にしかいかなかった」
「…………」
「ばっちゃんや村人の態度にはすぐに気付いたよ。でも知らん振りをせざるを得なかった。また対立する事は目に見えていたし、分かり合おうとする気力がなかった。今の俺はばっちゃんから都会へ逃げて、結局その都会からも逃げてきた弱虫だから。だから今度は村人にまで背を向けた」
「熊さ…」
「……なんて、やっぱり情けないなぁ」

そういって項垂れる熊さんはいつもよりずっと小さく見えた。
だから僕は彼の側にまで行くが触れるのを躊躇う。

「……っ……」

どんな言葉も出てこなかった。
そんな自分に苛立ちと焦りを募らせる。
月光は無常にも彼の弱さと悲しみを映しだろうとした。
逆光で霞んだ熊さんの横顔はそれを知られたくないという足掻きにも見える。
安易に触れることを躊躇わせる傷にまだ幼い少年が諭すことは出来ない。
(それでも何か言葉は残っていないのだろうか)
まるで絞り出すように自らの心に問いかける。
だがそれも虚しく時間だけが過ぎていった。
音の途絶えた室内には砕け散った熊さんの心が床に散らばっている。
情けないと、どうしようもない人だと責めるのは簡単なことで彼もそれを望んでいる。
吐き出された懺悔には許しより罰を与えた方が遥かに楽だということも知っている。

「……………」

だが僕の口は相変わらず固く閉ざしたままであった。
そのもどかしさに心が渇いて割れそうになる。
彼はずっと孤独の中に居たのだ。
その中で必死になって「大丈夫」だと自身を奮い立たせていた。
あの時の顔が脳裏に映って胸が苦しくてたまらなくなる。
(こんな時、秀樹なら上手く声を掛けて慰められるんだろうな)
ふとそんな事を思い自らの無力さに嘆いた。
だがこのままでいいわけない。
ここには秀樹も母さんもいないのだ。
(僕がしっかりしなくちゃ)
そうして自らを奮い立たせる午前零時。
僕は限られた力の中で手を伸ばそうとした。

「……えっ……?」

一瞬、静かな部屋に熊さんの戸惑った声が響く。
だがそれもまたすぐに静寂へと帰った。
僕は立ち膝になると自分の胸に彼の頭を引き寄せた。
そうして熊さんを抱き締める。
いつも抱き締められている時に感じる安堵を彼にも感じて欲しかった。
僕には彼を導く事など出来る訳が無いから、せめてこの場所が逃げ場であって欲しいと思った。
逃げは甘えだと言える人は強い人で、誰もがそんな強い人である必要は無い。
むしろ精一杯に生きた証を、情けないと切り捨てる事が悲しくて切なくなった。

「あのねっ…あの、ねっ…」

それより伝えたい事が沢山ある。
いや、今までもずっと言いたかったことは沢山あったんだ。
僕の存在を見つけてくれたこと。
僕の小さな心の声に耳を傾けてくれたこと。
熊さんはその弱さゆえに優しさと暖かさを兼ね備えていた。
どれだけ彼の存在に救われてきたのだろう。
本当はどれだけ感謝を述べても伝えきれない。

「その、あのっ…」

一緒にいるとほわほわする。
暖かくてホッとする。
ドキドキが止まらなくて胸がきゅんってする。
秀樹とは違った好きの形。
それを恋と呼んでも差し支えないよね?
だってこんなに恋しいから。
だからね、だから。
僕はきっと熊さんのこと――。

「……ちゃんと聞こえているよ」
「!!」

すると突然熊さんは呟いた。
それは先ほどまでの切羽詰ったような声とは違い、落ち着いて優しい声色だった。

「言葉にしなくても、三太君の声……聞こえているよ」
「え…あっ…」
「優しい音が聞こえる。この音を聞いているとホッとするんだ」
「…っぅ…」

見下ろすと熊さんは僕の胸に耳を当てて鼓動を聞いていた。
そっと彼の手が背中に回り腰を抱き寄せる。
ドキドキと煩いはずの心音に僕の顔は熱くなった。
しかし彼の頭を胸元に抱き寄せたのは僕自身であり、どうすることも出来ない。

「ん、速くなった」
「わわっ…熊さ…」
「おー速い速い」
「も、ももっ…もうっ…」

すると熊さんがくしゃっと顔を綻ばせた。
その顔はただただ純粋で汚れの混じってない澄んだものであった。
だから僕は恥ずかしがりながら微笑み返す。

「ありがとう」

熊さんはそういって僕の体から手を離した。
だがそれは一瞬の事で、今度は僕が彼の胸元に抱き寄せられる。

「三太君には助けられっぱなしだな」
「熊さ…」
「本当にありがとう」

触れた指は繊細で温かい。
僕は知っているのだ。
その熊みたいな大きな体が小動物の様に小さな僕に触れる時恐る恐る窺ってくれることを。
壊れてしまわぬ様に、慎重に優しく包み込んでくれることを。
だから僕は受け入れるように彼の胸元にうずくまるのだ。
そうして軽く頬擦りする。
熊さんの温もりを確かめるように何度も何度も。
すると熊さんは僅かに力を込めた。
見上げれば真っ直ぐに僕を見つめる瞳とぶつかる。

「――俺、向き合ってみるよ」
「え?」
「今度こそちゃんと逃げずに向き合ってみる。どんなに平行線を辿ろうが諦めずに向き合ってみる」
「く…まさん」
「そしたら、言わせて欲しい」
「…………」
「俺の気持ち」

熊さんは少しだけ照れ臭そうに笑った。
僕はその意味に気付いて何度も頷いた。
胸がきゅうぅっと締め付けられてこっちから伝えてしまいそうになる想いを必死で押さえる。

「もし…もしも想いが通じたら…」
「え?」
「今度こそ、抱いていい?」
「だ、だ…抱く?」

僕は咄嗟に抱くの意味が理解できず頭にはてなマークを浮かべる。
それが顔に出ていたようだ。
彼はそんな僕の反応に「ぷっ」と吹き出すと「体の隅から隅まで俺のもんにするってこと!」
と言って屈託無く笑った。

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