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「ひぅ…っおじさんの腰使いっ…エッチすぎだよぅ…っ…」
「はぁっ、じわじわと体に響くだろう?さっきまであれだけ激しく突いてたんだ。焦らしも加わってたまんないよね」
「こんなっ…体全部ユルユルに…なっちゃあ…あぁっ…」
「そうだよ。ゆるーく、リラックスして秘密のお部屋を開けちゃおうね」

おじさんはまるでドアをノックしているようでした。
頑なに閉じられた扉の前で飽きもせずコンコンしてるんです。
そのうちその扉はドロドロに溶けて崩れそうでした。
内壁は痙攣して異物を排除しようと締め付けていたのに、それすら痺れて機能しなくなりそうです。

「もう少しもう少し…はぁっ、直腸でおじさんと綾人くんが熱烈なキスをしてるね。おじさんが綾人くんの咥内を犯したように、早く奥へ入れてあげるからね」
「ひぅっ…それ以上…っだめ…!」
「上のお口にもキスしてあげるからね」
「んっ、…んんぅっ…ふ……!」

おじさんは素早く僕の口を塞ぐと舌を入れてきました。
くちゃくちゃと唾液を絡ませ粘膜の感触を楽しんでいました。
上も下もエッチなキスをされて気を失いそうでした。
次第に彼の腰に巻き付けていた足も力が入らなくなって、大股開きのまま床に転がっていました。
大きいおじさんの体で覆い被されると周りは何も見えなくなります。
きっと周りもほとんど僕の姿が見えなくなっていたでしょう。

「あーあ、こんなに唇腫らして…何人とキスしたの?どんな風に唇を奪われちゃったの?」
「…んぅ、…わかんなっ……」
「分からなくなるほどしちゃったんだね。妬けちゃうなぁ。おじさんの涎で消毒しないと」
「…んくっ、んぅ、んっ…はぁっ…」
「初めての時可愛い女の子とキスがしたいっていったのに、たくさんの男の人に蹂躙されちゃってエッチなキスを覚えさせられちゃったね。でも綾人くんが悪いんだよね。こんな可愛い唇をしてたら誰だってキスしたくなっちゃうもんね」
「…ちゅっ…んぅ、そんな…ぁっ…」

僕のせいじゃありません。
みんなが奪い合うようにキスを求めてきたから悪いんです。
唾液もたくさん飲まされてお腹いっぱいになりました。
見知らぬ男の人にキスをされまくって、僕は被害者なんです。
悪くないんです。
おじさんの陰湿にも思えるほどしつこい口づけに何度も気が遠くなりました。
僕はもうイっているのかイっていないのか判別も出来ませんでした。
舌が取れてしまいそうなほど吸われた結果、閉じることを忘れた口からはだらしなく舌が出ています。
引っ込める力もなく涎を垂らしていました。

「も…もう…しゅきにして…」

呂律も回りません。
舌が動かないので仕方がありません。

「あぁ、可愛いよ……ようやく出来上がった……」

おじさんは満面の笑みを浮かべていました。
視界の端に裂けそうな口許が映ります。
いつもニヤニヤ笑っていました。
僕はそれを見て心持ちを悪くしました。
イケナイことを考えているのは明白だったからです。

「…じゃあS字までいれちゃおっか…」

おじさんは僕の腰を掴みました。
逃げないよう仕留めるためみたいに思えました。

「えっ、ぅん、…く、…ひぁああああぁっ……!」

これだけ十分に柔らかくなった腸壁は、あっさり開かれてしまいました。
僕の腸内はおじさんのノックに応じてしまったんです。
ぐっと彼がちんぽを根本まで押し込むと、直腸の奥にあった狭い穴が拡げられました。
さらに押し込むと媚びた穴は侵入を許してしまいました。
とうとう秘密のお部屋へおじさんのちんぽが入ってしまったんです。

「あああぁっはぁっ…こんなっ…お腹ぐちゃぐちゃになっちゃいますぅっ……!」

僕は錯乱状態に近かったと思います。
入ってはいけない秘密のお部屋まで犯されて、髪を振り乱し喘ぎました。
味わったことのない快楽に、意識はそこへ集中しました。
僕のちんぽはおしっこなのか精液なのか判然としない汁を吹き出して、二人の体を濡らしました。

「…あぁ…入っちゃった…おじさんのちんぽが綾人くんの秘密の穴に入っちゃった…!」
「やあぁぁっ…!おなか撫でないでっ…それだけで中に響くのっ、きゅうぅって切なくて熱くなっちゃうの…!」
「ここを知っちゃったらもう大人ちんぽじゃなきゃ満足できないよ!まして女の子となんかせっくすできないよ!」

おじさんは体液まみれの僕のちんぽをしごき、

「ごめんね。おじさんのせいで一生童貞のちんぽになっちゃった。代わりに存分に可愛がってあげるからね!」
「ひあぁっ、あんっ、今さわっちゃだめっ…だめ――!」
「あぁっ、締め付けたまんない!頭の奥まで痺れそうだ。勝手に触ってごめんね?綾人くんはおじさんのちんぽだけで気持ち良くなりたいんだね!」

それからおじさんは奥を突き続けました。
狭くて無理やり出し入れされている奥の媚穴は、引き抜こうとすると、穴の縁にカリが引っ掛かります。
僅かに擦れただけなのに、暴れだしたいほどの快感が脳を直撃して、そのたびに僕のちんぽは汁を噴き上げました。
こんな奥の奥まで内壁を触られたことはありませんし、これからも触られる機会はないと思います。
頭の中はおじさんのちんぽのことしかありませんでした。
うわ言のように、

「ちんぽ……ちん…ぽっ……」

と呟いていたそうです。
それをあとで聞かされた時、僕は恥ずかしくておじさんの頬を叩いてしまいました。
でもお尻がきゅんとしてしまい、蜜の味を忘れられない体をもてあまし、結局そのあといっぱい可愛がってもらっちゃいました。
僕は謝りながら犯されてしまいました。
服従を誓いました。
それくらいおじさんのちんぽは凄かったんです。

「ひぁ、っあぁっ、んっふ…おじさぁっ…はぁっ…んんぅ、く……」

話は戻しますが、僕らは大勢が見つめる中でまぐわい続けたんです。
みんなは僕が秘密のお部屋を犯されているのを声を押し殺して見ていました。
おじさんの動きは止まりません。
力ずくで犯します。
僕の喘ぎ声は嗄れかかっていました。
抱かれるためだけに生み出された人形みたいでした。
風邪薬を飲んだあとみたいに頭がぽーっとして、ただ僕の体を貪るおじさんを見上げていました。
息荒く気持ち良さそうな目尻の緩みに反して、口元はきゅっと閉められています。
唇を噛み締めて快感に耐えようとしているみたいでした。
そんなに僕のお尻が気持ちいいのかと思うとムラムラして、知らずに物欲しげな顔をしてしまっていました。
おじさんはすかさず濃厚な口づけで僕を翻弄すると、ぎゅっと抱き締めてくれます。
彼のお腹の脂肪が僕を押し潰していました。

「可愛い顔してどうした?はぁっ…おじさんのちんぽが気持ちいいかっ?」
「きもちいいっ…あぁっ、ぼくっ…おじさんのちんぽの虜です…っ…ずっとこうしてたい…!」

こんなに教え込まれたら、明日から僕のほうがおじさんを痴漢してしまいそうです。
我慢出来ずにいっぱい乗客がいるのに股間へ手を伸ばしてしまいます。
誰にも気づかれないよう密やかにズボンへ手を突っ込んで、おじさんの逞しいちんぽを撫で回しちゃいます。
まさぐる手がやめられなくて、僕のほうが怒られそうです。
でもおじさんも変態だから、僕のちんぽに触れて朝から二人で慰め合うんです。
降りるまでの三十分以上、内緒で性器同士擦り合わせるんです。

「あぁっん、明日からもっ…電車の中でエッチなことして…!」

見回せば見慣れた車内で、これがクラブ内だと分かっているのに興奮しました。
朝の通勤電車は戦場で、みんな自分のことだけで精一杯なんです。
だからその隣で痴漢をされていても、犯されていても気づかないんです。

「あぁっ、もちろんだよ!朝も帰りもっ…土日だって綾人くんが望むならいやらしいことするよ!」

おじさんのちんぽが脈打ちました。
僕の言葉が嬉しかったようで、射精へ向けてさらに激しく突き上げました。
きっと秘密のお部屋で射精するんです。
刺激になれておらず敏感な腸壁に熱くてぬめった精液をぶっかけるつもりなんです。
三回も腸内で出されたら精液臭くなりそうです。
――いえ、きっともうおじさんの臭いを刷り込まれて、彼の匂いが充満していると思います。

「くぅん、綾人くんっ、おじさんの腰に足を巻き付けて!背中に手を回して!」
「ひぁあふっ…おじさっ、おじさん……!」
「いちゃいちゃしながらイっちゃおう?おじさんの恋人として中出しされちゃおう!」
「おじさっ…あぁあっ、すきっ……すきぃっ…!」

僕は言われた通り手も足もおじさんにしがみつきました。
互いの体はヌルヌルして滑り良く擦れます。
おじさんは毛深くて、濡れた胸毛や腹の毛が僕の乳首やちんぽを刺激しました。
どこもかしこも密着しながらぴったりひとつになります。
太い腕に包まれて、このまま体が溶けてもいいと思いました。
喘ぎながら口付けられて僕はトロンとしたまま広い背中に爪を立てます。

「すきっ、すき…っ!おじさんもちんぽもっ…だいすき……!あぁっん、僕をママにして……!」
「おじさんも好きだよ!愛してるよ!」
「ひんぅっ…あいひてっ―――」
「ああっ、愛してる、愛してるよ!だから綾人くんをママにしちゃうねっ…奥で種付けしてっ…おじさんだけの淫らなボテ腹ママにしちゃうからね――!」

その様子はまさにラブラブな恋人同士みたいでした。
男の人たちは熱心に手淫していました。
目の前で起こっている淫らなショーに釘付けにされているようでした。
僕はガンガン突き上げるおじさんに身を任せます。
おしっこと精液と汗と涎で酷いありさまでしたが、おじさんは射精することしか頭になく、僕も射精されることを望んで体を絡めていました。

「い、いくっ…イクイク――!」
「あああぁああぁ!」

二人はほぼ同時に達しました。
おじさんは根本までちんぽをねじこむと、腰を押し付け上半身を弓なりにしました。
ぐっぐっと最奥まで貫いたちんぽは陰茎から上がってきた精子を吐き出し、弾けたように射精します。
その勢いは凄まじく、跳び跳ねるように秘密のお部屋で暴れまわりました。

「あぁっ、あ…あぁっ…ぼ、僕っ…おじさんの大人ちんぽで…口説き堕とされちゃった…精液…まみれに…されちゃったっ…!」
「くぅ、っん…まだだよっ…腸壁に擦り付けてっ、最後の一滴まで飲ませるんだ…!」
「ふにぃっ…射精しながら突いちゃだめっ!…もっと奥まで来ちゃいます…!ちんぽにメロメロにされちゃいます!ちんぽ馬鹿にされちゃいますっ…」

注がれています。
僕の体内に濃い中年男性の精液が溜まっていきます。
快感にうなされるようにかぶりを振っていると、頬を包み込まれてキスされちゃいました。
もう何度キスしたか分からない唇で奪われてしまいます。
ほんの数日前までファーストキスに憧れを抱いていたのに、性的なキスで満たされています。
おじさんは獰猛な獣のように咥内を犯しました。
そうして絶頂の中でぺちゃくちゃと舌を絡めて口づけに酔いしれていると、

「はぁっ…ちゅっ、射精しながらべろちゅうたまんないよっ。ん、んぅっ…もっと舌絡めてっ、はぁっ、いちゃいちゃしよう!」
「んっんぅっふぅ…はぁ…おじさんといちゃいちゃするぅっ…ん、キスしながら子作りせっくす…きもちい…っはぁっ……おなか…あちゅい…っ!」
「おじさんの精液で満タンだからね。ん、んぅっ…綾人くんっ…だいすき、おじさんのちんぽでイっちゃうなんて可愛すぎたよ!…はぁっ…中出しされながらエッチなキスしてるとこっ…みんなに見てもらおう?」
「…ふぁ…い…」

おじさんは後頭部に手を回すと、僕を抱き上げて膝の上に乗せました。
もちろん僕はちんぽを挿入されたまま、中出しの最中です。
僕はおじさんの頭を抱きながら卑猥なキスをしました。
みんなに見てもらうためです。
絶頂と中出しの余韻で思考も働かないまま貪るように深いキスをしました。
されるがままではなくて、おじさんの咥内を舐め回し積極的に舌を絡め吸い付きました。

「ちゅっ…んぅ、…ちゅ、ちゅぅうっ……!」
「ん、綾人く…っ…」
「離れちゃやぁ…っんんぅ、んっ…もっとちゅうするの…っ…」

甘えんぼうみたいに擦りついて唇を離しませんでした。
きつく抱きついてペロペロと舌を這わしました。
そんな二人の写真をたくさん撮られましたが、もはや意識の外へあり、僕はキスに夢中になっていました。
中出しが終えて抜かれた時も、クラブのシャワーで体を洗う時も、お会計の時までキスをねだっておじさんから離れませんでした。

「んぅ、好き…っおじさ…キスっ…ちゅっ…」
「はぁっん、綾人くんがこんなキス魔だったなんて…んんぅっ…おじさん嬉しい…」
「っ…んっ…もっと…僕とエッチなちゅう…するのっ…ん、んぅ…」
「んぅ、ちゅ…でもこれ以上したらっ…今度はおうちに帰したくなくなるから…んっ、またね……」

最後にクラブのドアの外で濃厚なキスをしてもらいました。
抱っこしてもらって鼻を擦り合わせながら何度もしました。
互いに目を開け見つめ合ったまま交互に唇を噛みじゃれあいました。
喋る時も離さず、唾液を飲み合いました。
指で腫れた互いの唇に触れてうっとり酔いしれます。
まるでバカップルみたいでした。
できるならずっとこうしていたかったです。
しかしそろそろ帰らないとまずい時間なので、渋々唇を離すと二人は手を繋いで帰りました。
ブラウスはすぐ洗って乾かしたので、お母さんにはバレませんでした。
おじさんとは連絡先を交換して別れました。

 

 

翌日、昨夜のことが嘘のように通常と変わらない日常が待っていました。
ただ僕は腰が重くてまだお尻にちんぽが入っているようでした。
中々電車の揺れが辛かったです。
次の駅でおじさんが何食わぬ顔で乗ってきました。
いつものように僕のお尻を触ろうとします。
僕はその直前に彼の手を掴むと振り返りました。
おじさんは目をパチパチしています。
僕は電車の揺れを利用して抱きつくと、おじさんを少し屈ませました。
内緒話をするように手を添えながら、

「次は二人っきりでいちゃいちゃしたいです」

そう囁くと、おじさんのちんぽは硬くなりました。
見つめ合うと二人はニヤニヤ笑います。
どうやら僕はおじさんの笑いかたが移ってしまったようです。
媚びた肢体を淫らに絡ませました。
降りる駅はまだ遠いです。
その日も僕はおじさんといやらしいことをたくさんしました。

 

 

あ、ごめんなさい。
そろそろ時間です。
実は今日もおじさんと会う約束をしているんです。
おじさんってば本当に元気で、いつも僕が先にへたばっちゃうんですよ。
休みの前の日、おじさんの自宅へ泊まりに行ったんですけど、朝方まで僕を求めてくるんです。
トイレも行っちゃだめなんです。
だっておしっこはおじさんに飲ませなくちゃいけないんです。
あとはベッドに組み敷かれて甘い夢を見せられました。
シワになったシーツを手繰り寄せて汗ばんだ肌を重ねるんです。
予定がなければ一日中ベッドから降りない日もありました。
降ろしてくれないから困ったおじさんです。
ご飯も口移しで食べさせるんですよ。
餌付けでもあるまいし。
この間なんてお尻せっくすをしながらおじさんにピザを食べさせてあげました。
美味しい美味しいって泣いて喜ぶんです。
二人とも口の回りがトマトソースでべちょべちょでした。
あはは、もちろんお互いに舐めて綺麗にしてあげましたよ。
次は僕の体を生クリームでデコレーションして食べ尽くすって息まいてます。
でも、そういうおじさんを愛しいと思ってしまうから僕も同罪ですね。
実は、今日もあの会員制クラブへ行くんですよ。
あのあとも何度か行ったんですけど、おじさんってば恋人同士になってから口うるさくなっちゃって、他の人とキスさせてくれないんです。
もちろん精液も飲ませません。
僕とラブラブエッチしているところを見せたいがために行っているんです。
他のお客さんはそれを理解するようになって、参加はしなくなったんですけど、代わりにプレイをリクエストするようになりました。
もう、恥ずかしいのに。
……そうです。
このカバンに入っているのは衣装です。
今日は体操着にブルマです。
おじさんが先生で僕が生徒の役なんです。
あそこのクラブは痴漢の愛好者が集まっているはずなのに、最近はどうでもいいみたいで医者と看護師や新婚夫婦ごっこ、マニアックなのだとレオタードとかリクエストしてくるんですよ。
着せられているほうの身になって欲しいです。
ほんと、電車のセットがもったいないですよね。
でもおじさんと僕は鬱憤が溜まるとあのセットを使わせていただいているんですよ。
さすがに本当の通勤電車でお尻せっくすは出来ませんからね。
中々興奮して楽しいです。
あ、じゃあもう出ないとまずいので、これで失礼しますね。
もし興味があれば連絡ください。
変態紳士のかたは何人か知っているんで紹介しますよ。
可愛い男の子の恋人を欲しがってました。
きっと僕とおじさんに触発されたのでしょう。
あなたなら大喜びですよ。
――それとも時間があるならこれから一緒にクラブへ行きます?
大丈夫ですよ。
初めてなら優しくしてくれます。
きっとあなたの望みの人が見つかると思いますよ。
痴漢されたい願望があるんですもんね。
え、違う?
嘘ですよ。
僕知っています。
あなたが僕とおじさんのいやらしい痴漢行為を見てちんぽを硬くしていたこと。
羨ましそうに潤んだ目で僕を見ていましたよね?
あなたも気持ち良くなりましょうよ。
きっと新しい世界が広がっていると思いますよ。

 

 

END